知能検査

アスペルガー症候群の診断の際、多くの場合、知能検査も合わせて行われます。
知能検査の結果は、他の子供に比べると、という相対的なもので、個人の潜在的な知的能力まで測り尽くすものではありません。
子供の行動や認知の特性、心理的問題、実生活の困難さなどを把握するのに役立ちます。

 

現在、臨床診断的な知能検査としてウェクスラー式知能検査が国際的に利用されており、日本語版も標準されています。
このウェスクラー式は、幼児用、児童生徒用、成人用と分かれており、職業適性検査、学校カウンセリング、職業カウンセリング、学校での進路相談などの参考資料となります。

 

検査は、検査時の体調や心理状態などによって、結果が変わることがあります。
あくまで、特性を知る材料の一つですので、数値のみに目を奪われないようにましょう。

 

支援への流れは次の通りです。

・知能検査を受ける

絵を描かせたり、ルールにそって記号を選ばせるなど、検査の内容はさまざまです。

 

・子供が苦手とすることの傾向が分かる

文字を書くことが苦手、相手の話の理解に時間がかかる、などその子供の傾向が掴めます。

 

・苦手な面を支援する

子供の苦手とすることがわかり、適切な接し方のヒントになります。

 

 

アスペルガー症候群ガイドより

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